タクシー運賃は、各事業者が国土交通大臣に申請し、認可を受けなければなりません。
また、タクシー適正化・活性化法により指定された特定地域又は準特定地域においては、各事業者は国土交通大臣が指定する運賃の範囲(公定幅運賃)から運賃を定め、国土交通大臣に届け出なければなりません。
タクシー運賃は、法律により国が適正なコストを査定して認可等がされたものであり、お客様にお支払い頂く運賃の算出には、JIS規格に則り検査を受けたタクシメーターを使用しています。
運行途中でタクシーメーターを停止し運賃を値引きすることや、定められた料金(迎車、時間指定など)をお客様から頂かないことは法令違反となります。
距離制運賃を基本としますが、以下のように様々な運賃があります。
距離制運賃(時間距離併用制運賃)
- 乗車地点から降車地点までの走行距離に応じて、メーターにより運賃を算出します(初乗り運賃+加算運賃)。
- 時間距離併用制運賃は、時速10km以下になった場合や、お客様の都合によりタクシーを待機させる場合に、その時間に応じて加算します。

時間制運賃
- 観光、冠婚葬祭等拘束時間が長く、あらかじめ申込をした場合に適用します。
- お客様の指定場所にタクシーが到着したときから、運送を終了するまでの時間により、運賃を算出します。
定額運賃
事前に定めた運送区間を定額とします。
- 空港、鉄道駅等と一定のゾーン間
- 大規模イベント開催期間中の駅等とイベント会場間
- 観光ルート別
運賃の割引・割増
利用状況、地域、またタクシー会社が申請して認可されたさまざまな割引、割増があります。
割引運賃
- 障害者割引(身体障害、知的障害等)
- 遠距離割引
- プリペイドカード、利用回数割引(ポイント制)、乗り継ぎ割引、曜日割引、きもの(和装)割引、うどん割引(うどんタクシー)等
割増運賃
深夜早朝、冬期、寝台 等